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お名前: しお
投稿日: 2006/10/20(09:08)
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間者猫さん、こんにちは。しおです。
〉 2002年10月2日に多読を始めて4年が経ちました。
〉”4年もほとんどかかさず洋書を読んでいたんだなあ”と振り返るとちょっと驚きです。
〉始める前は読めるようになるとは思っていませんでした。
〉 多読は易しい本から読んでいくので自然と英語が読めるようになるんですね。
〉当たり前のことなのに誰も気づかなかったとても不思議な方法です。
〉多読3原則の2つも守れないのに提唱してくださった酒井先生に感謝(チクっちゃったよ、先生)。
〉そしてそれを実践して下さった皆さんに感謝。
〉私もこの壮大な社会実験に参加できてとても幸せです。
まさにおっしゃるとおり、壮大な社会実験ですよね。
参加できて、実際に楽しく読めるようになって、
なんてラッキーなんだと思います。
〉■読むこと
〉 4年間読み続けて、
〉英語の読書も日本語の読書も、読み方としてはあまり違いがなくなったような気がします。
〉(もちろん語彙理解の違いというのはあると思います)
〉”読めているのかな?”と思った時は、いつも”自分は日本語の本をどういう感じで読んでいるか?”
〉と問いかけるようにしています。
たしかに、英語だから、日本語だから、というのを
あまり考えなくなりました。
読めなかったときも、「英語力が〜〜」というふうに考えず、
ほんと、単に、「読める、読めない」って思うだけで。
日本語でも、なんだかよく分からない、理解できないことが
ありますものね。
それにしても、読み続けるってすごいことですね。
しかも苦行じゃなくというところが。
〉 Michael Connellyのプロットのうまさ・人物描写の巧さにうなり、
〉 社会と向き合うDennis Lehaneに考えさせられ、
〉Roald Dahlの無気味さに寒くなったり、
〉Stephen Kingの狂気の中の美しさに魅せられたり、・・・。
〉原著で読むことができて本当に幸せです。
〉 最近では、邦訳ではほとんど読むことのなかった文学作品も少し読み始めました。
〉Hemingway, Steinbeck, Maugham, Salinger。
〉まだまだ読んでみたい作家・作品が山のようにあります。
〉 もちろん、撃沈される本も多々あります。
〉当面リベンジを誓ったのは、
〉Patricia HighsmithとJames Ellroyです。
〉覚えてろよ!
間者猫さんの読書記録拝見しました。
いろんな作家のPBをどんどん読んでらしてすごいですね!!
たくさん読んで、文を肌で感じ取って、思索を深めて、
素晴らしいです。
やっぱり、訳すって、非常に難しい作業ですよね。
どうしても訳しきれない、伝えきれない部分があって
そこはかなり大きいだろうと思います。
Kingも、翻訳のときから好きだったけど、
いまはもっと好きです。
分からないところもいっぱいあるんですけどね。
Kingの狂気、人間の弱い部分をとても分かっていて、
そこを容赦なく突いてくるところ、
原著だともっとのめり込んで読んでしまいます。
Patricia Highsmith、私も気になっているんです。
昔、文庫本で著者名だけ目にしながら、
なんとなく手に取ることがありませんでした。
(何か怖いような気がして。いつか読むかな〜?)
〉■■■おまけ(本の紹介)■■■
〉3月に紹介した後に読んだ本です。
〉グリシャムは被ってますが御容赦。
〉ネタバレが気になる方は以降読まないでくださいね。
〉84 Ernest Hemingway, To Have and Have not ★★★☆☆ Level9
〉最後の最後までよく分からなかったですが、
〉”海・酒・男と女”を中心に描かれているので、
〉これに”巨泉、梅辰、松方”足したら11PMやん!
〉(うさぎちゃんしか見てなかったから分からん?)なぞと
〉読みながら思っていましたが、読後なんか良かったです。
〉”またヘミングウェイ読みたいなあ”と思いました。
〉でも連続ではキツイですね(笑)。(2006.03.31)
”海・酒・男と女”う〜ん、基本なんでしょうか(笑)
この間The Old Man and the Seaで、ヘミングウェイを
初めて読みました。自分のいつも読んでいるジャンルとは
違うけど、この世界もなんかいい感じだな、って思いました。
〉87 Stephen King, The Colorado Kid (Hard Case Crime) ★★★☆☆ Level9
〉25年前に起こった未解決事件を調べた
〉Islanderの老記者VinceとDaveの話を
〉Stephanieが聴き取っていく話です。
〉結局よく分からないまま終わってしまいました。
〉それでも、なぜか吸い込まれるように読んでしまいました。
〉表紙の女性がこの事件の聞き手であるStephanieなんでしょうか?
〉イメージ狂うなあ。(2006.04.30)
表紙はちょっとイメージじゃないですよね。
〉90 Robert B. Parker, The Godwulf Manuscript ★★★★☆ Level8
〉スペンサー、なかなかかっこええやないですか。
〉”初秋”や”晩秋”よりも探偵物語的なので
〉この作品の方が私は好みです。
〉1時間番組のドラマみたいな感じでした。
たしかに、そんな感じですよね。
私、たぶん、初秋が一番最初か2番目くらいに
読んだPBだったような気がします。
そのときは読めた感じしませんでした。
単語調べてただけですから。
〉ぱらっと読むにはちょうどいい作品です。(2006.05.26)
〉99 J. D. Salinger, Catcher in the Rye ★★☆☆☆ Level9
〉どの曲かは忘れましたが、浜田省吾を聴いているとサリンジャーが出てくるんですよね。
〉ずーっとサリンジャーは自分にとって憧れでした。
〉原著で読めて良かったです。でも好きかどうかは別です(笑)。
〉なんと言いますか、金持ちのボンボンが社会の欺瞞に対してウダウダ言って・・・。
〉最後ほのぼのなんだけどねえ。
〉この本を読むと”尾崎豊、十七歳の地図”の15の夜を思い出します。(2006.08.16)
間者猫さんの紹介を読んで興味がわいてきました。
読む時期というのもあるんでしょうか。青春時代に
手に取るべきだったかしら。
〉100 W. Somerset Maugham, Rain・Red ★★★☆☆ Level10
〉私が読んだのは講談社英語文庫なのですが、結局読み終わってしまいました。
〉”Red”の方が読みやすかったですが結構難しかったです。
〉文体自体は好きな文体です。
〉慣れれば他の作品も読めそうな気がするので、
〉”月と6ペンス”や”人間の絆”も読んでみたいです。
〉図書館に邦訳があったので、ぱらっと読んでみたのですが
〉絶対読み通せないです(笑)。訳がね、自分には合わないです。
〉原著の雰囲気やリズムを失わず、和訳するってやっぱり難しいんだろうなあ。
〉この本は文庫ですが、もう面倒臭いので100册目にします(笑)。(2006.08.19)
〉101 W. Somerset Maugham, The Moon and Sixpence ★★★☆☆ Level10
〉語彙が結構難しく、フランス語も出てくるのでちょっと手強かったです。
〉周りにどんな迷惑をかけても、好きなことして死ねたらいいだろうなあと思いますね。
〉憧れるなあ、ヒモ生活。なにか飛び抜けた才能がないとダメですけどね(笑)。
〉人間の絆はモームの自伝らしいので、そちらも読んでみようかと思います。
〉この本も確か図書館にあったはず。
モームも気になっている作家です。
〉102 Jack Higgins, The Eagle Has Landed ★★★☆☆ Level9
〉軍隊用語やドイツ語など出てくるのでちょっと難しかったです。
〉最初の200ページぐらいまではゆっくりした展開なので、
〉少し読んでは眠くなり、少し読んでは眠くなり、の繰り返しでしたが、
〉そこからは速かったです。
〉ムッソリーニ救出作戦やレニングラードの攻防など馴染みのエピソードが出てくるので、
〉もうちょっと読み込みたかった1册です。
いろいろな紹介ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!
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