[掲示板: めざせ100万語! -- 最新メッセージID: 25677 // 時刻: 2024/11/25(03:39)]
------------------------------
akoさん、こんにちは。
涼音さんの所から自分のレスに戻ってきました。
さて、中国語のレッスンで判明したことがあるので遅ればせながら報告です。
中国語ではウサギ一般を「兎子」と言いますが、むしろ「家兎」「野兎」ということが多いそうです。「家兎」は飼ってるウサギ。「野兎」は野生の飼われていないウサギ。これが英語のrabbitとhareに対応するものかどうかはわかりませんが、「飼われている」「飼われていない」で動物を区別する考え方があるんですね。
中国もヨーロッパも牧畜が盛んで肉食をしますので、そういった区別が頭の中にできているのかもしれません。
そういえば、大学の文化人類学の講義で、アフリカの狩猟民族のフィールドワークをした先生がスライドつきで説明してくれましたが、向うに住んでいるうちに動物を見ると「=肉」という感覚になってきたそうです。狩りで仕留めた動物を見ると即「食べ物」だと思うようになるそうです。
ですから牧畜をしていて肉食をする民族も家畜に対して単に「動物」というだけではなく肉とか乳製品とか皮とか具体的に生活に役に立つものを結びつける感覚があるのかもしれません。そういったところから、飼っている動物、飼っていない野生の動物、を区別する感覚も生まれてくるのかもしれません。
最後にここだけお返事を…。
〉ところで中国語も、同音異義語に意味付けをするんですね!
〉これも面白い! ヒトってやっぱ同じこと考えるんだなーと思って。
中国人はとっても縁起を担ぎます。ですから同音異義語で縁起を担ぐことがたくさんあります。例えば魚の絵は縁起がよくて喜ばれます。「魚」と「余」が同じ発音なので、「有り余るほど豊か」ということを表すからです。
また、中華料理店などで「福」の字がさかさまになっているのを見たことはありませんか?これは「福」をひっくり返す=「倒福」→「到福」=福に到る、という意味です。
また、こうもりの絵も縁起がいいです。なんでこうもりが…と思うでしょうが、こうもりは漢字で書くと「蝙蝠」…つまり「福」の字に似ているからです。
それでは〜。
▲返答元
▼返答