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お名前: 酒井@SSS
投稿日: 2004/2/12(01:44)
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南無八幡大爆発さん、モーリンさん、こんばんは!
〉〉 多少、OBW1とPGR2の間に壁を感じましたが、発売されているすべての
〉〉OBW1を読むことによって、PGR2も読むことが出来るようになりました。
〉よかった、よかった。
よかった、よかった!
(でも、「シリーズ制覇」はときにコンダラとなって、
停滞の原因になりますから、ご注意のほどを!)
〉〉 そこで、不思議に思った事があります。
〉〉 OBW1をすべて読んでも、記憶に残っている単語はさして多くないと
思います。
〉〉語彙もさして増えていないと思います。
〉〉 なのに、なぜ、難しいと思っていたPGR2が読めるようになったの
でしょうか?
〉〉 語彙力以外の力が付いたという事でしょうか?
〉〉 相変わらず好きじゃないジャンルのPGR2は読みにくいのですが、
好きなジャンルだとページをめくるのももどかしいくらいに読めます。
〉〉 これは、どうしてなのでしょうか?
〉〉 以前は、好きなジャンルさえ難しく感じたのですが・・・
南無さんの疑問はぼくの疑問でもあるし、たいていの英語の先生の
疑問でもあるんです。大事な点なんです。
この点をうまく説明できれば先生方に納得しもらいやすくなるんですが。
〉以下は私の私見です。
〉物語を読むと言うのは、文を読んで自分の頭の中にイメージを
描いていく作業だと思います。
〉この作業がうまくいってきれいにイメージが描ければおもしろいし、イメージを描けなければ
〉わかりにくくなりおもしろくなく感じるのではないかと思います。
〉そして、文を読みながらイメージを描くためには言葉を感覚的に知っている必要があります。
〉学校で学ぶ英語では多くの場合、日本語でなんて言うかわかるようになっているだけで、
〉感覚的にわかるようにはなってないのではないでしょうか。
〉感覚で分かるようになるには、辞書で日本語訳を知るだけでなくその言葉の雰囲気を知る
〉必要があり、それにはその言葉の原風景や原体験が必要です。
〉例えば、Black Beauty の中で、他の馬が傷つけられて弱って帰ってきたのを見て
〉"Poor animal!" と言い、"I was sorry." と語っているのを読むと "poor" や "sorry" の
〉雰囲気を感じ取れ、またこれらの表現に出会ったときにこの感覚を思い出します。
〉もともと日本語での意味を知らない単語の場合は、「日本語でなんというのかはわからないけれど
〉こんな感じだと説明できる」という状況になります。学校英語では歓迎されない状態ですが本を読むには十分です。
〉レベル0〜1の絵の多い本をたくさん読むことは、このような原風景や原体験を得るのに
〉非常に役に立つと思いますし、OBW1ばかりというように同じ語彙レベルで読んでいても、
〉たくさんの単語が「日本語訳がわかる単語」から「感じがわかる単語」に変化するので
〉語彙自体が増えなくても次のレベルがすんなり読めるようになってしまうのではないでしょうか。
〉また、言葉の感じで記憶されてしまうと、自分がそのような感覚になったときに
〉逆にこれらの英語が recall されて頭に浮かんでくるようにもなります。
〉答えになたかどうかわかりませんが、まあ、私はこのように感じてます。
モーリンさんの「感じる」、杏樹さんの「無意識」、結局そういう
ことだと思うんですよ。それを英語の先生たちにどうやって
「感じて」もらうか・・・ それが問題だ!
では、南無さんもモーリンさんも、楽しい読書を!
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