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お名前: ぷーさん http://homepage2.nifty.com/pooh-san/index.htm
投稿日: 2003/4/11(10:50)
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秋男さん、こんにちは〜。ぷーさんでございます。
〉 サリンジャーに思い出があります。
〉 中学生のころ、毎週土曜日昼から、読書会をしていました。
〉 国語準備室で、先生一人と生徒三人で。
〉 唐詩をよんだり、夏目漱石の「夢十夜」で議論したり、いろいろしてましたが、
おおおー!懐かしい〜!
サリンジャー大好きです〜!
それから漱石もっ!
夏目漱石の「夢十夜」も!!初めて読んだ頃は文庫ではなかなか手に入らな
くて、友人宅にあった漱石全集の一冊を借りて読みました(当時中学生でとて
も全集を買うお金はなかったので(^-^;)
でも、漱石に本格的にハマったのは結構遅くて、高校の現代国語の教科書に
載っていた「劇的なる日本人」という文章が気に入って、そこから山崎正和に
ハマり「不機嫌の時代」を読んだのがきっかけです。加えて、ハマったのが遅
かったこともあってなぜか「坊ちゃん」と「我輩は猫である」だけを読んでい
ない(^-^;)というかなりのヒネクレモノです(爆)
〉 ある時期、サリンジャーを読んでました。
〉 サリンジャーといえば「ライ麦畑でつかまえて」が有名ですが、
〉 そのとき読んでたのは、(もちろん日本語で)「バナナフィッシュにうってつけの日」などの、
〉 なんていう名前の家族だったでしょうか、あるきょうだいについて書かれた諸作品でした。
わたしも同じく「ナイン・ストーリーズ」から入りました。
なにせ当時は「ライ麦畑でつかまえて」は文庫になっていなかったので(今
もかな?)、ビンボーな中学生にはとてもじゃないけど買えなくって(^-^;)
これと「大工よ〜」だけは新潮文庫に入っていたんですよね(^-^)
〉 だんだん思い出してきましたが、とにかく、俗物的なものとは全く折り合いのつけられないきょうだいで、
〉 いきおい、死んでしまうか、山にこもってしまうか、そんな運命しか待っていなさそうな人たち
〉 だったように思います。
中学校があまり好きじゃなかった私はめちゃくちゃ感情移入して読んでまし
た。その後、入った高校が楽しい学校で学校や世間に対する違和感みたいなも
のはすっかり忘れてしまったんですが(笑)、なんとなく居心地の悪かった中
学生の私にとっては救いの神みたいな本だったんですよね(照)
〉 (サリンジャー自身、山にこもってしまったそうですが、その後どうなったのでしょう。)
わたしもそれが気になっていて、数年前に文春文庫から出た「サリンジャー
をつかまえて」という本を買ってしまいました。
サリンジャーを大好きな著者(イアン・ハミルトン)が嫌がられようが怒ら
れようがひたすら彼の足跡を追い掛け回したと言う……サリンジャーご本人に
は申し訳ありませんが面白い本でした(^-^;)
結局、著者はサリンジャーに訴えられしまったんですけど……そういえば判
決はどうなったのかな(・_・?)
そそ、それから近いうちに娘さんの「我が父サリンジャー」という本が出る
みたいです。Amazonで予約受付してました。
〉 とてもとてもなつかしいです。サリンジャー、いま原書で読んでみたいです。
同感です。でもきっと難しいんでしょうね……(汗)
〉(全然関係ありませんが、そのころ、横光利一の「春は馬車に乗って」とか好きでした。
〉 ほんとに全然関係なかったなー。)
残念ながら横光利一は未読なんですが、なんだかとても興味が湧いてきました。
〉 なんだかがらにもなくしんみりしてしまいました・・・
サリンジャーのように思春期に好きだった本のことを考えるとなんだかとっ
てもしんみりしてしまいますよね……。
変わってしまった自分のことを考えたり、今再び読んでみたいような読むの
が怖いような気がしたり。
ではでは、また(^_^)/~
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