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お名前: 秋男
投稿日: 2003/4/11(00:15)
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こんばんは。全く個人的な話で、オチも無いのですが・・・
〉ブラッドベリ、サリンジャー、オーウェル、ファージョン、
〉ミルン、グレアム、トールキン・・・
サリンジャーに思い出があります。
中学生のころ、毎週土曜日昼から、読書会をしていました。
国語準備室で、先生一人と生徒三人で。
唐詩をよんだり、夏目漱石の「夢十夜」で議論したり、いろいろしてましたが、
ある時期、サリンジャーを読んでました。
サリンジャーといえば「ライ麦畑でつかまえて」が有名ですが、
そのとき読んでたのは、(もちろん日本語で)「バナナフィッシュにうってつけの日」などの、
なんていう名前の家族だったでしょうか、あるきょうだいについて書かれた諸作品でした。
「フラニーとゾーイー」とか、「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」でしたっけ?
屋根の梁って、なんだかおかしい気もする。
シーモア、っていう名前を憶えているのですが、それは長男の名前でしたっけ、
家族の名前でしたっけ?
ともあれ、最初に読んだのが「バナナフィッシュ・・」で、わたしにとっては、
わけわからんが、とても衝撃的な作品でした。
というか、それら諸作品のなかで、わけがわかったものなどひとつもなかったのですが、
きょうだいのひとりの女の人が、ラストで嗚咽するような作品があったかと思うのですが、
それが最も印象的でかつ好きだなあと思っていました。
(全然関係ありませんが、そのころ、横光利一の「春は馬車に乗って」とか好きでした。
ほんとに全然関係なかったなー。)
だんだん思い出してきましたが、とにかく、俗物的なものとは全く折り合いのつけられないきょうだいで、
いきおい、死んでしまうか、山にこもってしまうか、そんな運命しか待っていなさそうな人たち
だったように思います。
(サリンジャー自身、山にこもってしまったそうですが、その後どうなったのでしょう。)
とてもとてもなつかしいです。サリンジャー、いま原書で読んでみたいです。
あるいは、薄汚れてしまってるわたしなど、受け入れてくれないかもですね〜。
なんだかがらにもなくしんみりしてしまいました・・・
ではではー。
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