[掲示板: めざせ100万語! -- 最新メッセージID: 25677 // 時刻: 2024/11/23(06:50)]
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13250. 300万語通過しました(大騒ぎの報告です。(^^ゞ)
お名前: ポロン
投稿日: 2003/4/2(13:26)
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みなさん、こんにちは。ポロンです。
昨日(4月1日)、300万語を通過したので、報告します。
ここまでくると、100万語のとき以上に緊張してます。(*^_^*)
◆200万語〜300万語で読んだ本(読んだ順)
The Client 一般 レベル7
Lily's Crossing 児童書 レベル4
A Summer in the South 児童書 レベル4
Badger's Parting Gifts 絵本 レベル3
The Wind in the Willows 児童書 レベル9
The Pelican Brief 一般 レベル8
Holes 児童書 レベル5
Minnow on the Say 児童書 レベル6
Walk Two Moons 児童書 レベル4
Tell No One 一般 レベル8
The Rope and Other Stories 児童書 レベル5
The Sheep-Pig 児童書 レベル5
The Clue in the Jewel Box 児童書 レベル4
Baker, Baker, Cookie Maker SIR レベル1
Noah's Ark SIR レベル1
Uncle Elephant ICR レベル1
Witch Week(クレストマンシー・シリーズ) 児童書 レベル6
Magic Tree House # 1 児童書 レベル3
Tales of Oliver Pig PER レベル1
More Tales of Oliver Pig PER レベル1
Giving Tree 絵本 レベル2
The Poet 一般 レベル9
Mouse Tales ICR レベル1
The Horse and His Boy(ナルニア) 児童書 レベル7
計 24冊 累計 3.017.810語
◆一般書
この100万語では、一般ペーパーバックの入り口から一歩踏み込めた
という手ごたえを感じましたので、その経過をご報告します。
カッコ内の数字は、本を読み始めたときの語数です。
★The Client / John Grisham (201万語通過時)
GRで読んでから、是非原作を読みたいと思っていた本。
100万語通過ぐらいで読みたい気持ちがあったのですが、
なにせ566ページ、14万語。その分厚さに、しばらく本棚で
待ってもらうことに。
読んでみると、英語は驚くほど平易だったのですが、グリシャムの
たたみかけるようなテンポについていくには、スピードとスタミナが
必要でした。200万語まで待っていてよかった、と思いました。
読みきれたときには飛び上がりたいほどうれしかったです!
やさしくても一応グリシャム。(≧∇≦)/
200万語までにも一般PBは2冊読んでいたのですが、The Client
ではじめて、「私にもペーパーバックが読めた!」という達成感を
感じられました。
The Clientは、人間ドラマとして質が高いです。
少年が主人公なので、グリシャムの中でも英語はかなり平易な
方だと思います。プロットもわりとシンプルですので、グリシャム入門
としておすすめです。
★The Pelican Brief / John Grisham (225万語通過時)
次に、GRでも読んだことのないThe Pelican Briefを読み始めました。
あらすじも知らず、The Clientほど英語もやさしくないだろうと
思ったので、多少不安があったのですが、これも最後は一日一気に
150ページもすすんでしまうほど、おもしろく読めました。
ホワイトハウスもからむスケールの大きなプロットで、ドキドキ
ハラハラです。
でも、人物像に奥行きが欠けるのがちょっと不満でした。
グリシャムを2冊読んで、今まで難しいと思いこんでいたグリシャムの
英語が、意外にやさしいことがわかり、他にもこのくらいの
レベルのPBがたくさんあるかもしれない、読めるものの幅が
広がりそうだぞ〜〜、といううれしい予感を感じました。
そしてなにより、「グリシャムがやさしい」と感じられる自分自身が
すごくうれしかったです。^^
★Tell No One / Harlan Coben (253万語通過時)
グリシャム以外にも手を出してみました。
8年前に、連続殺人事件で妻を亡くした主人公のもとに、
謎のEメールが届きます。メッセージには妻とふたりだけしか
知らないはずのある秘密のフレーズが入っていました。そして、
メールからリンクされたサイトには、妻の映像が。妻は生きているのか?
謎を追いかける主人公に、FBIの捜査の手が伸びます。
これはジェットコースター的ミステリーで、ページをめくる手が
止まらない本でした。おもしろいのはすっごくおもしろいのですが、
これもキャラクターの描写が物足らず、もっと心理描写の深いものを
読みたい、という不満が残りました。
★The Poet / Michael Connelly (277万語通過時)
ここまでくると、読めるかどうか、という不安はなくなっていて、
満を持してMichael Connellyを読み始めました。
あずきさんの感想を伺っていたので、手を出しやすかった面も
あると思います。
そして、この本でMichael Connellyにすっかり惚れ込んでしまいました!
人物造型、心理描写、文章表現やストーリー展開、どれをとっても
見事としかいいようがないです。
こんな上質のミステリーを楽しめるようになって、ほんっとに
うれしいです!!
◆児童書
★The Wind in the Willows / Kenneth Grahame
この本は、はらぺこあおむしさんにお借りしたPatrick Bensonの
挿絵のもので楽しむことができました。
貸してくださったはらぺこあおむしさんにはもちろんのこと、
このようなご縁をとりもってくれた掲示板にも感謝しています。(^^)
この本は、児童書とはいえ、今まで読んだ中でいちばん難しかったです。
語彙が知らない単語だらけな上に、なにやらもったいぶったところも
あって、古典的でした。
でも、川べの自然描写、言葉の響きの美しさ、動物たちのキャラクター
にひかれて、川の流れに身をまかせるように楽しみました。
ため息が出るほど美しい場面もあります。
言葉のひとつひとつをもっと味わいながら読みたい!
いつか必ず再読すると思います。
★Walk Two Moons / Shalon Creech
そして、今月の一押しはこれです!(≧∇≦)/
主人公の少女が、家を出たまま帰ってこない母を追って、祖父母と
旅に出ます。
ニューベリー賞のツリーでも書いたとおり、少女の語る友人の母の話、
少女が母と過ごした日々の回想、祖父母の若かりし頃の話、そして旅先で
起こる出来事と、さまざまな時間軸が交錯します。読みやすいとは
言いがたいので、書評ではレベル4となっていますが、レベル5以上だと
思って読まれた方がいいと思います。
最後にきてやっと、少女の視点からの家族像が見えてきます。
読後、しばらくしてから大きな感動がどくん、どくんと沸いてきました。
★Minnow on the Say / Philippa Pearce
★The Rope and Other Stories / Philippa Pearce
ピアスの作品は、長編、短編ともすべて読みたいくらい。
この人は、永遠に少年の心をもったままなんじゃないかと思います。
(女性なんですけどね^^)
◆絵本
★Badger's Parting Gifts / Susan Varley
邦題「わすれられないおくりもの」
親しい人の死を、どうやって受け入れるべきなのか、ということと
ともに、いかに生きるべきかをも考えさせられる絵本です。
大人も子どもも、読む年代によってさまざまな受け止め方が
できると思います。
◆その他、感想
○わからない部分がかなり推測できるようになってきた
これだけ読めるようになってきたのは、ひとつにはわからない部分を
推測できる力がついてきたことが大きいです。
「わからないところは飛ばす」というのはSSSの3原則のひとつですが、
これにも2段階あるように思います。
最初はただ飛ばすだけだったのが、最近では、わからない部分も、
だいたいこういうことを言っているのだろう、と推測できることが多く
なってきました。
そして、次の文、次のパラグラフを読んで、自分の推測があたって
いたことがわかります。
この推測力がついてくると、読むのがすごく楽になってきます。
○大きな節目ごとの喜びを大切に
300万語を読んで、英語力がついたかといわれれば、自分でも
よくわかりません。試験を受けても、おそらく、得点面では以前と
あまり変わらないだろうと思います。
途中、これで英語力がついているのか、という疑問ももちろん
ありました。語彙が爆発的に増えるわけではないし、リスニングにも
あまり変化はありません。
性に合わない本を読んだときには、読めていないような気分に
なり、そのまま失速しそうな気さえしたこともあります。
でも、今までの足跡を振り返ってみると、最初の100万語では
原書を読むことのおもしろさを知りましたし、200万語では
児童書に心ゆさぶられるほど感動しました。そして、この
300万語では、分厚いペーパーバックを楽しく読んでいる
ことが大きな喜びです。
少しですが、読書スピードもあがりました。
分速は、100万語を通過してからは全く計らなくなっていたのですが、
300万語を通過したナルニアで計ってみたところ、ちょうど200wpmでした。
100万語通過前で、OBW6あたりが160wpm−190wpmでしたので、
多少なりとも進歩はしているようです。
私は読むのが遅くて、読速もちっとも速くならない、と思って
いたので、私にとってはうれしい発見でした。
成果を求めず、自分にとっておもしろいと思える本を楽しむ、
そして、50万語とか100万語単位で、英語読書が自分にどんな喜びを
与えてくれたか、振り返ってみるといいな、と思います。
それが、長続きする秘訣でもありますし、長続きすれば、自ずと「理解度」も
「スピード」も「英語力」も「効果」も、なにもかもがあとからついてくると思います。
多読をはじめたばかりの頃は、本屋の洋書売り場で、シェルダンの
分厚いPBを手にして、「ほんとうにこんなのが読めるようになるんだろうか?」
と思っていました。
今、PBを目指して歩いていらっしゃる方に声を大にして
言いたいのは、SSSを信じてつづけていけば、必ずPBまで到達
できるよ、ということです。
すごく高い山だから登るのはきついと思っていたのが、なだらかな道を
歩いているうちに、いつの間にか上についていた、という気分です。
ここまで私を育ててくださったSSSに、感謝の気持ちでいっぱいです!
三つ指ついて改めてお礼申しあげます。ぺこり。
でも、PBが何冊か読めたとはいえ、まだやさしいものばかりです。
まだまだ嫁にはいきませんので、SSSの先生方、掲示板のみなさん、
これからもどうぞよろしくお願いしますっ!
Happy Reading♪
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