Re: ＧＲのレベル３を読む人は、児童書ならレベルいくつが読めるのか？

バナナさん、音与さん、秋男さん、みなさん今晩は。　まりあです。

〉音与さんと秋男さんのやりとりでこんなのがありました。
〉（１００万語通過の掲示板ですね）
〉−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
〉レベル５の児童書を読むには、レベル５のGRなんてすらすら読めなきゃならないんだ！と
〉思いこんでいたのです。

〉　これは確かに、陥りがちな勘違いだなあ、と思いました。
〉　児童書とＧＲの難易度のモノサシって、ちょっと違う感じがしますね。
〉−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

　　　本のレベルというのは

１．単語の難易度
２．文法的難易度
３．内容的難易度

　　　を総合して決まると思います。

　　　ＧＲについては、それぞれの出版社が外国人英語学習者向けに
難易度を決めて発売しているので、ＳＳＳでは各社のＧＲを比較して
ＧＲ総合レベル表を作りました。
　　　そして児童書・一般書はその難易度表に照らして、対応する
ように定めました。
　　　けれども児童書にはＧＲに比して、私達が学校で習っていない
単語がずっと多いです。ただこれらの単語は、単に私達が知らない
だけで、意味はやさしくストーリーから推測もつきやすいものです。

　　　その結果、レベル３のＧＲと児童書では

１．単純な未知単語の出現率では児童書の方が多い
２．文法的には顕著な違いはない
３．内容的には、有名な古典文学など大人対象に書かれた本の
　　リトールドなどを含むＧＲの方が、ずっと難しい

　　　ので、

★学校英語ボキャブラリーの豊富な人（とかく未知単語恐怖症の人が多いです。
　未知単語恐怖が強い人の方が学生時代単語勉強に熱心だったのでしょう）
　には、レベルが同じならＧＲの方が易しく感じられるでしょう

★飛ばし読みの得意な人には、もともと大人の本よりやさしい児童書を
　易しく感じるのが当然です