ファンタジー話?

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12520. ファンタジー話?

お名前: windy
投稿日: 2003/3/14(10:02)

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 Yoshiさん はじめまして、コメントありがとうございます。

〉えっー、自称、ファンタジー研究家(?)のYoshiとしては、うれしいお言葉です。

 わー、きっとそういう方いらっしゃると思ったんですよ。うれしいです。
 といっても私なぞロールプレイングゲームから逆にルーツをたどろうとしている
とかそんな感じで、各文学作品研究についてはまさにこれから、というところです。

〉ゲド戦記は、こうなんていうか、壮大なストーリーで、感動ものです。
〉ただ、語彙が難しいので、読むの手ごわいのがたまにきずって感じです。
〉僕の中では、指輪よりも読みづらいです。でもおもしろいんですよ、これが!!

 とても楽しみにしているもののひとつです。ゲド戦記に限らず、大御所的な作品
たちを邦訳で先に読むべきかどうか、実はずっと悩んでいるところだったりします。^^;

 先日たまたまAudioBookとペーパーバックとがセットで2000円程度という「不思議の
国のアリス」を発見して即確保したのですが、あまり面白くてこれが邦訳では一体
どういう訳し方になっているのかというところにも興味がいってしまい、そのまま
研究の道にハマってしまいました。^^;; 数々ある邦訳から名訳と評判が高いもの
を、(原書も見ながら)いくつか読んでみたりしています。

 もしゲド戦記をはじめとするファンタジーものの邦訳でYoshiさんが読まれた作品
がありましたらぜひ感想を教えてください!

 今はもちろん「指輪」が話題として旬ですが、「ロード・オブ・ザ・リング
『指輪物語』完全読本」という書籍名で角川文庫から出ている、もとは「トールキン
の世界」という書籍の改訂版を読んでみたところ、ファンタジーファンとしては
非常に興味深い話が出ていました。

(下記は私が勝手にその内容からまとめたものです)
・トールキンが中つ国の世界の物語を書きだし、その仕事にかかっているあいだ、
トールキンはもう一人のOxford学監が残した足跡をたどりつづけることになった、
とあり、その学監こそは「不思議の国のアリス」の作者ルイス・キャロルであった
(ルイス・キャロルはトールキンが6歳のときに世を去った)
・トールキンが9歳のクリスマスの頃、スコットランドの劇作家バリーが児童劇を
観に言ったことがきっかけで妖精物語を題材にした「ピーターパン」の構想を考えついた
・トールキン12歳のとき、英国銀行の有能を謳われた秘書(K.グラハム)はそれまで
長らくつくっていた息子のための子守唄がわりの物語にとつぜんヒキガエルを登場させ、
それがのちに「たのしい川べ」として知られる最初の部分となった
・時代を少し戻して場所をシカゴに移すとそこではボーム氏により「オズの魔法使い」
が書かれていた
・「ホビットの冒険」は、当時やはりOxfordで教鞭をとっていたC.S.リュイス
(「ナルニア国ものがたり」の作者)がトールキンを説得して原稿を出版社に送らせた
ものだった

うーん、なんて素晴らしい時代でしょう。ファンタジーの源流ここにありという感じ
がして、うなってしまった私でした。(Le Guinは残念ながらここには登場しません
でしたが)

 原書でのトールキン研究にはいつたどり着けるかわかりませんが、洋書バーゲン
で「指輪」の一巻本を700円でげっと(安!)できたので、DVDや中つ国地図を眺めたり
しながらバイブルとしてちらちらつまみ読みしようなどと野望を抱いているところです。

 ではでは、またその方面のお話をぜひ聞かせてください。(^^)
 Happy Fantasy-Reading!!


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