[掲示板: めざせ100万語! -- 最新メッセージID: 25677 // 時刻: 2024/11/23(13:01)]
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お名前: shin
投稿日: 2003/3/5(11:59)
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はじめまして。ウサキチさん、よろしくお願いします。shinです。
>サルの話に、思わず反応してしまいました。
>東南アジアのジャングルに住むテナガザルの一種の話ですが(なんとかテナガ
ザル)>彼らは一夫一婦制を堅持し、生涯添いとげるそうです。そ・し・て
>夫ザルが妻ザルに美しい歌声で呼びかけるのを、私はTVで観ました。
>それは、こんな歌です。
>♪ソ〜ミソソ〜〜・ソソ〜〜・ソソ〜〜〜(ドレミ音記)
>いたく感動しました、忘れられません。美しい歌声、美しい夫婦愛。。
>「ああ夫よ、今宵も聴かせてよ、愛の調べ」
>と、妻ザルが思っているのかどうか、歌うのはオスだけなのか、よく分かりま
せんが。
へぇーっ。なんか高度なコミュニュケーション能力を持っていそうですね。
私はその番組は見たことがないのでわからないですが、それはひょっとしたら
類人猿に分類されているシロテナガザルかもしれませんね。同じ仲間にゴリ
ラ、チンパンジー、オランウータン、ボノボがいますから・・・・。
しかし・・・。類人猿をはじめとする霊長類の世界はすごいですね。
この前、グドールさんのIn the Shadow of Manという本を読んだのですが、
これはすごかった(私には、ですが)。叩きのめされます。彼女もつい、チン
プに感情的になってしまったりもしているのですが、チンプの世界にすごく愛
情をもっているんですね。
断片的に聞いり読んだりしたことがあったとはいえ、観察記録を読んだのは
(まして原書は)はじめてなので、つい、この世界ははまってしまいそうで
す。
いまは、マウンテン・ゴリラの研究にものすごい飛躍をもたらした、フォッ
シーさんの本を読もうか、読むまいか迷いつつ覗いているところです。なん
せ、この人もすごい人です。
もし、霧深い熱帯林から、突然、ボブ・サップよりもでかくて、機敏な奴
(シルバー・バック)がいきなり現れて本気で突進してきたら男でも圧倒され
ますよね(死んだり怪我した人もいるそうですし、同じ時期にゴリラ研究をや
ろうとした日本隊はついに敗退・挫折してしまったそうです)。そういうゴリ
ラの社会の中に入りこんで観察できるようにしてしまった人なんです。
因みにマウンテン・ゴリラでは同性愛がはやった?ことがあるそうです。
すごいのは(前も書いたことがあるのですが)二人とも女性で、基本的に単
独で観察している(グドールさんの場合、すすめに従って最初の数ヶ月はお母
さん!−これもすごい−とフィールドに入ったそうです)。しかも、いわゆる
動物学のようなアカデミックなバック・グラウンドなしの人たちなんです。グ
ドールさんは秘書になるための学校をでた人、フォッシーさんはセラピスト。
この二人を抜擢したリーキーさんという親分の眼力がすごいんでしょうね。
1960年前後の話ですから。あの当時、アフリカのフィールドに放り込んで
しまうのですから。
フォッシーさんは最後は悲劇に見舞われてしまいますが、とにかく圧倒され
ます(インパクトは弱かったのですがシガニー・ウィーバーがフォッシーの役
をやった映画を見たことがあったのです)。
同じ頃の日本隊の軌跡もあわせて読むと、本当に壮大なドラマですね。これ
は。
類人猿社会のドラマであると同時に、類人猿+ヒト研究を開拓した日英米の
パイオニアたちのドラマです。
日本のほうもすごく意外な人が絡んでいるんですよ(名鉄の副社長とか、戦
後初の大蔵大臣とか)。これは立花隆の「サル学の現在」を読むと簡単に触れ
られています。しかし、すっげー。これは本当にすごいと感動してしまいま
す。
卒業生の広場で書くべき話でしたね・・・。
ウサキチさん、へんな話にそれてしまいすいません。
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