絵本報告 その2 (長いです)

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10476. 絵本報告 その2 (長いです)

お名前: アトム
投稿日: 2003/2/5(21:27)

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こんばんは、アトムです。
大人の絵本を見つけて嬉しくなったので、
調子に乗って(?)「絵本報告 その2」です。
この報告では私の読んだ絵本しか紹介できませんが、これから絵本を読んでみようと思う方の、
少しの参考になれば、と思った次第です。

( )の中の数字は推定レベル、★の数は私の「好き」度合い

お勧め大人の絵本はこれ!

 ■Lisbeth Zwerger(選・絵)

○ Hens Christian Andersen Fairy Tales(4)★★★★★
 ・ The Sandman
 ・ The Jumpers
 ・ Thumbeline (親指姫)
 ・ The Tinderbox
 ・ The Rose Tree Regiment
 ・ The naughty Boy
 ・ The Swineherd
 ・ The Emperor's New Clothes (裸の王様)
 ・ The Princess and the Pea
 ・ The nightinegale
 ・ The Little Match Girl(マッチ売りの少女)

いわゆる「アンデルセン物語」です。意外に難しいです。
知っている話は3つしかありませんでした。
話を知っているのと知らないのとでは、ずいぶん理解度が違うと感じました。
ところでこの絵本、なかなか読み終わらないなあーと思っていたら、
総語数が2万語を超えていました(笑)

この本のなにがお勧めって、Lisbeth Zwergerさん、絵がいいです。
憂いを含んだ涼しげな、繊細な感じ。
お話もいい!「マッチ売りの少女」では知っている話なのに泣きそうになりました。
これは、大人の鑑賞に堪えうる絵本です。語数も22,000語ありますし(笑)
さっき検索したら、ハードカバーで2000円でした。
でも、その価値はあると思います。
手元において、ときどき開きたい絵本。

今回の注目著者(なんだそれ?)はバーミンガムさんです。

 ■ John Burningham著

○ Cloudland(2)★★★★★
(邦題:くものこどもたち)
  男の子が、雲の子供たちと過ごす世界。

バーニンガムさんを読むならこれ!私の一押し。
空の(雲の)写真にイラストがコラージュされているのです。
表紙をめくっていったら、いきなりびっくりしました。
「はっ!」とするのです。ページをめくるたびに「はっ!」とするので、
読むのが遅くなります(笑)

○Hey! Get off our train(2)★★★★
(邦題:いっしょにきしゃにのせてって!)
  いわゆる「繰り返し絵本」。男の子の汽車にいろんな動物が乗ってくる。

これも「はっ」とする絵の多い絵本です。まずは図書館、書店で覗いてみてください。
原題は「僕の汽車から降りろよ!」って言っていると思うのですが、
邦題はどうしてこうなったのでしょうね。まあ、そういう話なのですが。
さりげなく環境問題に触れています。

○Granpa(2)★★★★
(邦題:おじいちゃん)
  大好きなおじいちゃんと過ごす日々。余韻が切ない。

○ Courtney(2)★★★
(邦題:コートニー)
  ミラクルな犬のお話。最後がイマイチ。

○ Mr Gumpy's Outing(2)★★★
(邦題:ガンピーさんのふなあそび)
  繰り返し絵本。いろいろな動物がボートに乗ってくる。
○ Mr Gumpy's Motor Car(2)★★★
(邦題:ガンピーさんのドライブ)
  みんなでドライブしていると、大雨になりました…。

このガンピーさんもの2冊、はっきりいって子供向けです。
大人は立ち読みで(失礼)いいです。
でも、「ガンピーさんのふなあそび」では、
いろいろな動物が「乗っていい?」ってガンピーさんに聞くのですが、
その「乗っていい?」にはこんなにたくさんの言い方があるのかと驚きました。

○ Aldo(1)★★★★
(邦題わかりません)
  一人でいることが多い女の子の、秘密のお友達のお話。

○ Borka - The Adventures of a Goose with no Feathers(3)★★★★
(邦題:ボルガ − はねなしガチョウのぼうけん)
  生まれつき羽がないガチョウ。空を飛べずにどうしたか?

○ John Patrick Norman McHennessy - The boy who was always late(2)★★★
(邦題:いつもちこくのおとこのこ − ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー)
  軽い「繰り返し絵本」。絵が適当すぎ(笑)。

この本、オチがめちゃめちゃいいのですが、男の子の顔や先生の顔が最初と最後で同じじゃないんです。
疲れて書くのが面倒になったとしか思えない(笑)

○ Harvey Slumfenburger's Christmas Present(2)★★★★
(邦題:クリスマスのおくりもの)
  プレゼントを全部配り終わったと思ったら、1つだけ届け忘れた!
  繰り返し絵本。

これも「はっ」とすることの多い絵本。
語数も多め(1200語)でお勧め。まずは図書館、書店で。

それから、「報告 その1」の時には読んでいなかった
バートンさんの「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」を読みました。

 ■ Virginia Lee Burton著

○ Choo Choo(2)★★★
(邦題:いたずらきかんしゃちゅうちゅう)

雰囲気はバートンさんなのですが、絵が白黒なのです。
バートンさんを買うのだったら、色がついていたほうがいいなあ(笑)
乗り物系が得意な(たぶん)バートンさんには、
ケーブルカーのお話もあるのです。私は読んでいませんが。

ではでは。また機会があったら「その3」をやらせていただきたいと思います。


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